2ntブログ

2019年03月

<風俗の是非をまじめに考える>

人類が一番最初に行ったビジネスは売春であると聞いた事があります。

それだけ女性がセックスの対価として金銭や物品を手に入れる行為は、男にとっても女にとっても切り離せない事なのではないでしょうか?

日本では遊郭の時代から赤線、青線の時代を経て、トルコ風呂(現ソープランド)の流れで、その間にどんどん取り締まる法律が厳しくなり、日本人ならではの素晴らしいアイデアと抜け道で現在のような合法であるにも関わらず様々な楽しみ方の出来る風俗に発展させました。

30年くらい前の風俗は20代や30代の性欲が盛んな若者が押し寄せる場所でしたが、最近では40代、50代の中高年が押し寄せる場所へと変化しています。若い男性の性欲が薄くなっていると言う事、それと結婚した当初は女房とセックスをしていても、しばらくすると女房とはしなくなるセックスレスの夫婦がたくさんいて、それを解消するために中高年が風俗に通うためでしょう。

風俗業界に大きな影響を与えていると言われているのが離婚率と未婚率なんですが、現代は3組に1組は離婚すると言われているので、離婚する人達がどんどん増えていると思われがちですが、統計的に見ると離婚率は大して変わらず、逆にやや減少している傾向にあります。しかし我々が離婚が増えていると感じるのは、昔と違って離婚を恥ずかしがらずに堂々と公表するようになったからではないでしょうか?

それに比べ深刻なのは未婚率です。50歳で結婚の経験が1度もない人の割合が1970年には男性1.7%

女性3.3%であったものが、45年後の2015年には男性23.4% 女性14.1%と急増しているのです。

男性で言うと約4人に1人はずっと独身のまま生活している事になります。40代〜50代の男性は日本に950万人以上いるようですので、200万人以上の男性が一度も結婚をせずに一生を送る事になります。これらの人にとっては風俗は切っても切り離せない存在なのではないでしょうか?

こうした流れを考えると昨今の「熟女ブーム」も納得が行きます。風俗を利用する客の年齢層が高くなり、そう言う人はあまり自分と年齢が離れていると会話もかみ合わないしつまらないと、自分に近い年齢の女性を求めるようになり、離婚等で生活が厳しくなった女性も「こんな年齢の自分でもまだまだ需要がある!」と堂々と風俗業界に足を踏み入れるようになったからです。

これらの事を考えると、いろんな事情等を抱えながらも必死に生きている人々にとって風俗と言うのは男性にとっても女性にとってもとても重要な業界なのです。

2020年東京オリンピックに向けて風俗業界に対する取り締まりが強化されるとの話を良く耳にしますが、オリンピックで海外からたくさんの外国人が来日し、そんな外国人にいい所を見せようとする事と、いろんな事情を抱えながらも必死に生きている日本人を守るのとどっちが大切なんでしょうか?

日本を作り上げる政治家や官僚の皆さん、是非上っ面だけで判断せずに、本当の日本を見つめ、弱い立場の人を救う国であるためには何をすべきかを考えてください。、